余市を代表する赤系品種「ツヴァイ」は、力強い骨格とガメイ種の様な華やかで豊かな果実味を備え持つ。このワインは、そんなガメイ種とピノ・ノワールを主体にしたブルゴーニュのパストゥグランをイメージして醸造した。ツヴァイが持つブラックチェリーとピノ・ノワールが持つイチゴやキノコ、ミント、クローブの香りの絶妙なバランスを感じて頂きたい。2017年はピノ・ノワールが70%ブレンドされており、心地よい果実味の中に繊細で複雑な香りを持つワインに仕上がっている。現在、パストゥグランに使用されるブドウの全ては、登地区の粟飯原ヴィンヤード(三氣の辺)のものが使用されており、ラベルには「Aihara」の文字が入る。農園はリュットリゾネで管理され、そこで収穫されるツヴァイとピノ・ノワールの品質は非常に高い。2017年は糖度がいまひとつ上がらなかったため、アルコール度数は10.5と低いがワインの香味は非常に複雑だ。3年以上寝かしたヨイチノボリ パストゥグランを飲むことがあるが、熟成させることにより素晴らしいワインに進化を遂げている。今飲んでも非常に魅力的なワインだが、瓶熟により素晴らしいワインに変化することは間違い。2016年と異なり、瓶詰時におまじない程度の亜硫酸が添加されている。このワインは自園の葡萄ではないため、ラベルにはドメーヌタカヒコの明記はなく、タカヒコ ソガのワインとなっている。
セパージュ :ピノノワール70%、ツヴァイ30%
12ケ月 樽熟成(古樽)
発酵:全房・野生酵母(自然発酵)
亜硫酸:あり(瓶詰前におまじない程度添加)
瓶詰本数30,00本
小売希望価格 \3,500(税抜)
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